TECHNICAL PROPOSAL

FileMaker基盤構築 ×
営業ワークフロー自動化 MCP + API/LLM を一気通貫で構築するご提案

株式会社BizPlatform 様

株式会社ピースフラットシステム

2026年5月

ご提案の要旨

貴社が掲げる「営業は喋るだけ」の実現には、FileMakerのデータ活用基盤(MCP)と、その上で動く営業ワークフロー(API + LLM)の両方が必要です。

MCP単体の構築だけでは、データに触れるようになるだけで業務は変わりません。逆に、ワークフローだけを個別に作っても、基盤がなければタスクごとに工数が積み上がります。

💡

PFSは、FileMaker MCP基盤の構築から、その上に載る営業ワークフロー(フォローメール自動化・通話要約・リスト生成・LTV分析等)の実装までを一気通貫で対応できます。
基盤と業務自動化を分離発注する必要がなく、一つのチームで設計→構築→運用改善まで回せる体制です。

全体アーキテクチャ

FileMaker Data APIを共通のデータソースとし、MCPレイヤー(探索・分析)API+LLMレイヤー(ワークフロー自動化)を並行して構築します。データソースは共通のため、両方構築しても重複工数は最小限です。

PFSが構築する全体像
利用者
営業担当 / マネージャー / 経営層
ClaudeCode・ChatGPT・Chatwork・メール — 普段使いのツールからアクセス
MCPレイヤー
データ探索・分析・リスト生成
自然言語で問い合わせ
LTV分析 / ターゲット選定 / 仮説検証
API + LLM レイヤー
ワークフロー自動化
フォローメール / 通話要約
追客アラート / 定型レポート
データソース(共通)
FileMaker Data API
顧客管理 / アポシステム / 紹介履歴 / リース契約 — 数百万件規模

MCPもAPIもFileMaker Data APIという同じ入口を使います。基盤を作る会社と、その上のワークフローを作る会社が別々では、設計の整合性やトラブル時の責任分界点が曖昧になります。一気通貫で構築することで、この問題を回避できます。

MCPレイヤー(候補):探索・分析・リスト生成

MCPは「聞けばすぐ答えが返ってくる」タイプの業務を担います。一度基盤を作れば、新しい分析の切り口が出てきても追加開発はほぼ不要です。

活用フロー例:営業リスト作成
営業マネージャー
「直近1ヶ月で返事待ち、
過去紹介実績ありの先生を出して」
MCP
FileMakerに問い合わせ
条件に合うデータを抽出
AI
優先度スコアリング
リスト整形・出力

翌日は「先月成約した先生と同じ属性で、まだ未アプローチの先生」と聞くだけ。追加開発は一切不要。

MCPで対応可能な業務の候補

業務 内容
LTV分析 リース審査・入金データからLTV上位顧客の共通点を特定、ターゲット再定義
リスト生成 複雑な条件を自然言語で指定 → FileMakerから抽出しスコアリング
失注・チャーン分析 解約パターンや失注理由の傾向をAIで分析、改善可能なパターンを発見
クロスセル候補抽出 過去の成約パターンから、提案候補をランキング表示
仮説検証 「この属性の企業はチャーン率が高いのでは?」をその場で確認
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MCPで探索→有効性が確認できた分析だけを、API側で定期レポートとして固定実装するフローにすれば、「作ったけど使わなかった」というムダを排除できます。

API + LLM レイヤー(候補):営業ワークフロー自動化

API+LLMは「毎回同じ処理を正確に繰り返す」タイプの業務を担います。トリガーに応じて自動実行されるワークフローを構築し、営業が手作業で行っている業務を一つずつ自動化していきます。

候補1:商談後フォローメール自動生成

Zoom商談
録画・文字起こし
n8n + AI
商談内容を解析
フォローメール起案
Gmail
下書き自動保存
営業が確認→送信
FileMaker
送付記録を
活動履歴に書込み

商談直後の温度感を逃さず最短でフォロー。AIが作文するのではなく、貴社のトーク・業界紙の情報をベースにしたメールを生成。

候補2:通話→活動履歴 自動書込み

Biztel
通話終了
録音データ生成
音声認識
AmiVoice / Whisper
文字起こし
n8n + AI
要約・構造化
次アクション判定
FileMaker
活動履歴に
自動書込み

コール担当150名分の手入力・後ノート書き写しを完全排除。低スコア通話はマネージャーにChatwork通知。

候補3:商談前 自動リサーチ

FileMaker
翌日の商談予定
顧客名・業種
n8n + AI
HP・ニュース取得
過去履歴と統合
AI
共感ポイント・課題提示
トークスクリプト生成
Chatwork
前日17時に
営業担当へ通知

商談準備1時間→数分に短縮。商談担当10名の生産性が一気に伸びる。

その他のワークフロー候補

ワークフロー 内容
追客期日アラート + ToDo自動登録 期日超過・無反応顧客を検知し、次アクションをFileMakerに自動登録 + Chatwork通知
パーソナライズ追客メール 過去の商談内容に基づき、定期的に顧客ごとに最適化されたメールを自動送信
リース更新予測・クロスセル提案 更新時期を逆算し、アタックリスト + 提案文を自動生成
経営レポート自動生成 月次KPIを集計し、経営層向けレポートを自動配信

なぜ一気通貫で構築すべきか

基盤とワークフローを分離発注

MCP構築 = A社、ワークフロー = B社


  • A社はMCPを作って納品 → 終わり
  • B社がワークフローを作る際、A社のMCPに依存
  • 仕様変更・トラブル時の責任分界点が曖昧
  • 2社間の調整コストが発生し続ける
  • 「基盤はできたが業務は何も変わらない」期間が生まれる

PFSが対応できる範囲

レイヤー 対応内容
MCP基盤構築 FileMaker Data APIとの接続、MCPサーバー構築、テーブル定義・権限設計
API+LLM実装 定型レポート、バッチ処理、監査対応の固定実装
n8n ワークフロー フォローメール・通話要約・追客アラート・リサーチ等の業務自動化
外部ツール連携 Biztel・Zoom・Gmail・Chatwork・AmiVoice等との接続
運用改善 導入後の効果測定、ワークフロー追加・調整、新規タスクへの拡張

工数構造の比較

タスクごとにAPIで個別実装する場合と、MCP基盤を先に構築する場合の工数構造の違いです。

タスク数が増えるほどMCP基盤のコスト優位が拡大
アプローチ 初期構築 2本目以降の追加 5本目時点の累計 10本目時点の累計
API個別実装 1倍(= 基準) 毎回 1倍ずつ加算 約 5倍 約 10倍
MCP基盤 先行構築 約 1.5〜2.5倍 ほぼゼロ
※新テーブル利用時のみ +0.25〜0.5倍
約 2〜3倍 約 2.5〜4倍

※「1倍」= API+LLMで分析タスクを1本個別実装する工数を基準としています
※MCP基盤は初期構築コストがやや大きい代わりに、2本目以降の追加コストがほぼ発生しません。タスク3本目あたりで損益分岐を超え、以降は差が広がり続けます。

貴社のタスクリストにはデータ活用系タスクが多数あります。MCP基盤を先に構築し、ワークフローを順次載せていく進め方が最もコスト効率の高いアプローチです。

適用例:LTV分析とターゲット戦略の刷新

Task 98, 119, 120 — MCPとAPIの両レイヤーを組み合わせた活用例

目的

リース審査・入金データからLTVが高い顧客の共通点をAIで特定し、「審査通過率 × 継続期待値」が高い企業を新規ターゲットに再定義する。

分析→定型化フロー
1
データ探索 MCP
「リース契約テーブルから、継続年数が長い上位100社の属性を出して」→ MCPが即座に抽出
2
仮説生成 MCP
「この100社に共通するのは業種?従業員規模?エリア?」→ AIが傾向分析し仮説を提示
3
仮説検証 MCP
「じゃあ従業員10-50名の製造業で、審査通過率を出して」→ 追加開発なしで即検証
4
ターゲット再定義 MCP
「審査通過率×継続期待値でスコアリングして、上位をリスト化して」→ 営業リストとして即活用
5
定型化 API + LLM
有効と判明した分析を定期実行レポートとして固定実装。毎月自動でスコアリング→リスト更新→営業に配信
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Step 1〜4(探索・検証)はMCPで即座に回し、Step 5(定型化・自動配信)はAPI+LLMで固定実装。この「探索→定型化」のサイクルを1チームで回せるのがPFSの強みです。

留意事項

前提条件

MCP構築について

まとめ

項目 内容
提案の核 FileMaker MCP基盤 + 営業ワークフロー自動化を一気通貫で構築
MCPの価値 1基盤でLTV分析・リスト生成・仮説検証がすべて追加開発なしで対応可能
ワークフローの価値 フォローメール・通話要約・追客アラート等、営業の手作業を順次自動化
一気通貫の価値 基盤と業務自動化の設計が一貫。窓口1本化でスピード・品質・コストすべてに優位
次のステップ FileMakerテスト環境でのData API接続検証 → MCP MVP構築 → ワークフロー順次実装
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MCPを作って終わりではなく、MCPを作った先にある営業ワークフローの自動化まで、PFSが一貫して構築・運用改善を行います。